多くの住宅会社がWEB広告を強化されていることと思います。また、外部の広告代理店と連携しながら進めているケースが多いのではないでしょうか。一方で、その中で広告代理店の話には横文字が多く理解が出来ない、あるいはレポートも横文字が多く全く分からないということは、あるのではないでしょうか。

 

こちらはある経営者の悩みになります。

 

WEB広告は専門の広告代理店に依頼しているよ。

毎月1回はMTGをしているし、こちらの要望通り動いてくれてると思うよ。

MTGの内容?横文字が多くてほとんど聞いてないよ。

レポートも難解であまり理解出来てないよね。

アクセスと反響数くらいは分かるけど、まあそれでいいかなって。

分かるに越したことはないけどね・・・。

 

このように広告代理店の使う言葉が横文字が多すぎて分からない、といったケースを踏まえて今回は専門的な言葉の意味合いを説明して参ります。

 

では本日の目次をお示しいたします。

 

 

住宅業界の集客構造におけるWEB広告の位置付け

 

まず住宅業界の集客全体について触れてみたいと思います。集客構造には大きく「媒体」「販売ルート」「企画」が存在します。媒体は販売ルートにどのような手法で来場・アポにつなげるか、を指します。販売ルートは展示場や見学会・店舗など見込み客と対面接点を持つ場所を指します。また、企画は販売ルートに呼び込む為にどのような企画を行うかを指します。

 

 

企画に示している物件案内は展示場であれ見学会であれその物件を紹介するという意味合いになります。物件案内以外にも相談会やセミナー、ワークショップなど様々な企画が行われています。近年ではこの企画自体がオンライン化されつつあります。

今回のテーマになるWEB広告はまさにこの媒体における③に位置づけられます。

 

検索広告と媒体広告の呼び方

 

以前、検索広告と媒体広告の説明をいたしました。

 

 

実はこの2つの広告ですが、様々な呼び方があります。というのも、この2種類はYahooとGoogleを中心に多くの媒体からサービスが提供されており、それぞれによって呼び方が違うケースがあるんですね。

 

 

下の図をご覧ください。こちらは様々な呼び方をまとめた表になります。

 

左側の数字は上の図の数字と合わせており、意訳ヒントは外来語の意味を記載しましたので理解のヒントにしてください。

 

まず検索連動広告はリスティングとも呼称されます。また、Yahooが提供しているリスティングのサービスをスポンサードサーチ、Googleが提供しているリスティングのサービスをアドワーズと呼びます。また、媒体広告を外来語でディスプレイネットワークと呼びます。

 

 

「誰に配信するか」についての呼び方

 

下の図をご覧ください。下の図は、以前WEB広告ではターゲットを細かく絞ることが出来るとお伝えしました。広告代理店はこの領域について横文字で説明をするケースが多いので言葉を理解しておきましょう。

 

まず一つ目のサイト訪問者と似たユーザーに配信するという手法は類似ユーザーターゲティングといいます。意訳をそのまますると、サイト訪問者に類似したユーザーをターゲッティングするとなりますね。

 

そして二つ目は過去のサイト訪問者に広告を配信することを指しますが、Googleの場合はこれをリマーケティング、Yahooの場合はリターゲティング広告といいます。意訳についてはReを再度と解釈し再度マーケティング、ターゲティングを行うという理解になります。

 

三つ目は特定のリストに配信する手法で、カスタマーマッチと呼ばれます。意訳するとそのまま「顧客をマッチさせる」ですので、理解しやすい表現です。

 

4つ目は属性に合わせて配信することですが、これらをデモグラフィックターゲティングと言います。デモグラフィックは、日本語で「属性」になりますので、属性ターゲティング。そのままですね。

 

そして5つ目は顧客の関心に沿って配信する広告になります。こちらはレベルによって2パターンあります。一つ目が単に関心事に沿って配信する広告でアフィニティ広告といいます。アフィニティは日本語で同類になりますので、関心時を持っている同類に対配信するという意味合いですね。

 

そして、さらに購入意欲の高い層を厳選って配信するケースもあるのですが、これはインテント広告といいます。インテントとは、日本語で没頭を意味しますので、関心事に没頭している層に配信すると捉えてください。

 

 

配信するサイトを絞る際の呼び方

 

以前配信するWEBサイトは絞り込むことが出来るとお伝えしました。

 

 

この分類についても、外来語で通常表現されますので確認していきましょう。

 

まず一つ目ですが、場所軸で分ける広告をプレースメント広告と呼びます。プレースメントは場所ですので、意訳するとそのままになります。

 

二つ目がワード軸で分ける広告ですがキーワードターゲット広告と呼びます。配信する場所をキーワードで分けるので、そのままキーワードターゲットということですね。

 

三つ目はカテゴリ軸で分ける広告ですが、トピックターゲットと呼びます配信する場所を関心事で分けるので、そのまま意訳すると、関心事のターゲットになります。

 

 

また、下の図をご覧ください。

 

 

場所を指定し、あるサイトに記事のような掲載の仕方をすることがあるのですが、そのようなインフィード広告と言います。インフィードは日本語にすると「記事の中の広告」になります。

 

YouTube広告の呼び方

 

そして以前YouTubeの広告についても増えましたのでYouTube広告の呼称についてもまとめます。

 

 

広告の配信先は「動画の中」、「検察画面」「YouTubeの上部」に分かれておりますが、

 

まず、動画の中の広告をインストリーム広告と呼びます。そのまま「動画の中」が意訳になります。動画の中に配信する広告なので、インストリーム広告なんですね。

 

検索画面の広告はディスカバリー広告と言います。動画を発見する場所の広告なのでディスカバリー広告と言います。マストヘッド広告については、YouTubeの最上部(マストヘッド)に配信する広告なのでこのような表現になります。

 

 

YouTubeにはさらにスキップ可能広告とスキップ不可広告にも外来語の呼称があります。スキップが可能な広告をトゥルービュー広告と呼びます。また、スキップが不可である広告をバンパー広告と呼びます。

 

 

スキップ出来る広告はトゥルービュー広告と呼ぶのですが、スキップは可能になるものの、15秒〜30秒と長めに配信が出来るので、意訳で言えば「核心を見せる広告」という理解が一番近いかもしれません。バンパー広告はスキップが不可でかつ短い為動画と動画の緩衝材のような意味合いからバンパー(bumper:緩衝材)広告と呼ばれます。

 

 

今後動画広告は重要性を増していくことが考えられますのでこのような動画関連の表現はより一層使用されることが予測されます。ですから、今のタイミングで意味合いについて理解しつつ慣れていきましょう。

 

本日のまとめ

 

改めて、本日のまとめをお示しいたします。

checkbox検索広告と媒体広告には外来語表現がある

checkbox誰に配信するかについても外来語表現がある

checkboxサイトを絞り方についても外来語表現がある

checkboxYouTube広告にも外来語表現がある

 

以上、WEB広告に関する広告代理店がよく使う横文字をまとめてみました。今後外来語がさらに増えていくと想定されますので定期的にこのような言葉に触れる習慣を持ちましょう。

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