5月23日に、ビルダーフォーラム初の第一・第二グループが集結する全国大会が大阪で開催されためご紹介しよう。参加人数は140名以上にのぼり、会場は活気に満ちていた。2024年度に案内役を務めていただいた各社に、ビルダーフォーラムを通して感じたこと、会社の変化などをリアルな声でご紹介いただいた。
視察先概要
プレゼン企業 | 2024年度 ホスト企業7社 |
参加企業 | 全国ビルダーフォーラム会員企業44社+賛助会員21社、ほか |
開催地 | 大阪府大阪市 |
株式会社のあ建築設計 代表取締役 坂上様
ビルダーフォーラムを通して、「会社が変わりました。本当に良かったです。」とおっしゃっていたのがとても印象的だった。フォーラムの内容を検討する過程で過去を振り返る中で、「あの建物がきっかけだったんだ」など、改めて気づきを得る機会になったとのこと。また、ビルダーの皆さまに向けてお話しするだけでなく、当日参加していた社員の方々にもその話を届けられたことで、社員教育としても非常に有意義だったと語られていたのが心に残った。
株式会社浜松建設 代表取締役 濵松様
ビルダーフォーラムについて、「学びの場になった」とおっしゃっていただいた。全員で協力し合い、前向きに取り組む姿勢が社内の教育にもつながったとのこと。また、ビルダーの皆さまとのつながりが広がっていくことも、実際に実感されていた。今後もフォーラムを通じて、ワクワクするような流れをつくっていけたらとのお話しで締めくくっていただいた。
株式会社アルプスピアホーム 取締役営業統括 鳥羽様
旧ビルダーフォーラムを含めるとこれまでに2度ホストを務められている。いずれの回でも、ショールームの大規模な改装という、億単位のプロジェクトに挑戦されてきた。「何か自分たちにもできないか」という想いから準備を進める中で、ショールームのリニューアルが実現し、それが結果的に会社を大きく成長させる転機となったとのこと。「人との交流こそが価値を生む。」その想いを大切に、今後も歩みを進めていきたいというお言葉が印象的であった。
工藤建設株式会社 営業戦略室室長 金岡様
旧ビルダーフォーラムを含め、これまでに2度ホストを務められたご経験から、開催における反省点や進行の工夫、当日の状況などを率直にお話しいただいた。今回のフォーラムは、自社の強みを改めて見つめ直し、さらに磨きをかける貴重な機会となったとのこと。「絶対の自信を持つ 謙虚に学ぶ」という姿勢を胸に、これからホストを担う皆さまへの温かく力強いエールを送ってくださった。
株式会社北洲 ハウジング事業部 営業部主任 水尻様
これまでの3度にわたるホスト経験を活かし、北洲様からは案内役としての取り組みや運営の実際、そしてそこから得られた学びについて、具体的にお話しいただいた。北洲様ならではのホスピタリティあふれる細やかな配慮や実践的な準備体制は、今後ホストを担う皆さまにとって大いに参考となる、貴重な内容であった。
株式会社勝美住宅 マーケティング部長 澤端様/総務部 森田様
勝美住宅様ならではの、開催に至るまでの葛藤やご苦労を、ユーモアを交えたストーリー仕立てで語っていただいた。渡辺社長を筆頭に、随所に散りばめられた笑いへのこだわりが印象的で、そのこだわりに社員の皆さまも本気で応えらている様子が、まさに勝美住宅様らしいおもてなしに繋がっていたと感じた。
株式会社リヴ 代表取締役専務 大石様
フォーラムでのプログラム内容や、運営方法、準備中の課題などをリアルな視点でお話しいただいた。ホストを務めたことで、他社からの反応により自社の強みを再認識できただけでなく、若手メンバーが自発的に動き、任された役割を通じて大きく成長していく姿を実感されたとのこと。「任せることの大切さを実感する機会になった」とおっしゃられていたことが、特に印象的であった。
ビルダー代表挨拶(株式会社アイムホーム様)
全国大会の締めくくりとして、株式会社アイムホームの代表取締役社長 三家本様より感謝と振り返りのお言葉をいただいた。参加12年目となる同社は、これまでに3度ホスト役を務め、多くの学びを共有くださっている。「勉強だけでなく、経営者同士の交流が何よりの学び」とし、懇親会の場でも得られる気づきの大切さを強調。今後の展開にも期待を寄せ、「切磋琢磨しながらこれからも盛り上げていきましょう」と力強いエールで締めくくられた。
ノウフル編集長より
今回は、全国の第一・第二グループが初めて一堂に会する全国大会に同行した。参加者は140名を超え、会場は終始熱気にあふれていた。
各ホスト企業からの発表はどれも個性的で、自社の取り組みや学びがリアルに語られた。坂上氏が「会社が変わった」と語られた言葉や、濵松氏の「学びの場になった」というコメントは、フォーラムの存在意義を象徴していたように思う。アルプスピアホーム様の大規模なショールーム改装への挑戦や、工藤建設様の「絶対の自信を持つ 謙虚に学ぶ」という姿勢も強く印象に残った。
さらに、北洲様の細やかなホスピタリティ、勝美住宅様ならではの笑いを交えた運営、そしてリヴ様が語った「任せることの大切さ」など、それぞれの実践は多様でありながらも、共通して「学びを共有する」フォーラムの力を物語っていた。
大会の最後を飾ったアイムホームの三家本氏による「経営者同士の交流こそが何よりの学び」という言葉は、今回の集まりを総括するにふさわしいものであった。今回の全国大会で得られた気づきやつながりは、今後の業界全体にとって大きな財産になるだろう。
引用