4月24日・25日の二日間に渡って行われた、第二グループ第4回ビルダーフォーラム見学会の様子を紹介しよう。今回の視察先は株式会社ロゴスホーム。北海道帯広市に本社を構え、設計から施工まで一貫して自社で行い、北海道の厳しい自然環境に対応した高断熱・高気密でコストパフォーマンスに優れた住宅を提供している会社である。今回は2023年9月に誕生した全年齢のライフステージに対応の体験型ショールーム「北海道クラシアム」の見学と、じっくり家づくりのお話をする札幌北ショールームの見学に参加し、見学先では丁寧な説明を聞かせていただいた。
視察先概要
会社情報 | 株式会社ロゴスホーム |
社員数 | 269名 |
住所 | 〒080-0803 帯広市東3条南13丁目2番地1 |
北海道クラシアム見学
北海道最大級の体験型ショールームの見学に参加した。水回り、家電、素材などを実際に見て触れることができる大型ショールームに、宿泊体験ができるモデルハウスが6棟併設されている。ショールームでは性能や設備機器、補助金に関する情報取得、またモデルハウスはライフステージごとのターゲット別に建てられているため、家づくりの全てをここだけで網羅できる施設に各社から驚きの声が上がり、貴重な見学となった。
モデルハウス見学(クラシアム内見学)
6棟のモデルハウスが用意されているため、幅広いターゲットへの対応と比較・選択肢を施設内で提示し、住宅購入の決断の後押しもできるような空間であった。営業戦略の詰まったモデルハウス見学は、どの部署から見ても非常に多くの学びがあった。
札幌北ショールーム見学
標準仕様からハイグレード仕様まで3つのモデルゾーンが用意されていた。「実際に住んだらこんな暮らしになるのだ」という実感がリアルにわかる空間であり、間取りの広さや生活動線、収納の工夫も細かく説明しながら見せていただいた。
ロゴスホーム様の事業紹介
計算された分業制で受注数アップにつながる経営戦略、各部門のスタッフの方から詳細に事業内容についてお話をいただいた。質疑では新人の育成や、営業サポートについての質問が寄せられ、その回答も含めて最後まで中身の濃い素晴らしいプレゼンテーションである。
ノウフル編集長より
今回は、北海道を拠点に展開するロゴスホームの視察に同行した。クラシアムと札幌北ショールームという二つの見学先を通して感じたのは、同社が「体験を通じて暮らしを伝える」ことに非常に長けた企業だという点だ。
体験型ショールーム「北海道クラシアム」では、水回り設備や家電、素材などを実際に見て触れるだけでなく、宿泊体験のできるモデルハウスを6棟も併設。それぞれが異なるライフステージを想定して建てられており、ターゲットごとの暮らしの提案が極めて具体的かつリアルだった。
また札幌北ショールームにおいても、標準からハイグレードまでの住空間を段階的に体験できる構成となっており、「もし自分がこの家に住んだら…」という想像が自然に膨らむ導線設計が印象的だった。営業戦略、分業体制、人材育成といった経営面での工夫も随所に見られ、組織全体で住宅の「価値」をどのように届けるかを徹底して追求している様子が伝わってきた。
北海道という厳しい自然環境の中で、高性能かつコストパフォーマンスに優れた住宅を追求し続けるロゴスホーム。住宅業界のこれからを考えるうえで、多くの示唆を得られる貴重な視察となった。
引用