多くの住宅関連企業(工務店)で、SNS、中でもInstagramの取り組みを強化しているのにはないでしょうか。

 

一方で、どのようにして、Instagramから売上効果を高めるかについてイメージがつかず、困惑されている方も多いかと思います。

 

こちらはある経営者のお悩みです。

 

最近は若者の間でタグるってのが流行っているらしい。

情報を調べる時はGoogleを使うけど若者はInstagramで情報収集をするのか。

その時にタグるを使う・・・。

うちのInstagramはフォロー数が少ないけどタグを使ったら増えるのかな?

でもどうすればいいんだろう。。。

 

経営者にとって多くの謎に包まれているInstagramですが、今回はその中でも「タグる」という手法を活用してInstagramから売り上げに繋げる手法について説明したいと思います。

 

では本日の目次をお示しいたします。

 

 

住宅業界の集客構造におけるSNSの位置付け

 

まず住宅業界の集客全体について触れてみたいと思います。集客構造には大きく「媒体」「販売ルート」「企画」が存在します。媒体は販売ルートにどのような手法で来場・アポにつなげるか、を指します。販売ルートは展示場や見学会・店舗など見込み客と対面接点を持つ場所を指します。また、企画は販売ルートに呼び込む為にどのような企画を行うかを指します。

 

 

企画に示している物件案内は展示場であれ見学会であれその物件を紹介するという意味合いになります。物件案内以外にも相談会やセミナー、ワークショップなど様々な企画が行われています。近年ではこの企画自体がオンライン化されつつあります。

今回のテーマになるSNSはまさにこの媒体における⑦に位置づけられ、SNSから直接「販売ルート」に誘導することもありますし、SNSから「ホームページを経由して誘導する」こともあります。

 

Instagramと反響の正しい理解

 

そもそも住宅会社におけるInstagramの役割は何でしょうか。

 

そもそもInstagramはホームページのような「見込み客を、反響に直接繋げるもの」ではありません。どちらかといえば、「Instagramに来たユーザーをそのままホームページに繋げる」位置づけになります。ですから、Instagramからの反響は存在せず、Instagramからホームページ、そしてホームページから反響といった構造が適切な解釈になります。

 

 

実際に下の図をご覧ください。

 

このようにInstagram上で「ホームページに対する誘導を行う」ことによって、適切な売り上げ貢献に繋げることが出来ます。

 

左側の事例をご覧ください。Instagram上で投稿した内容からプロフィール欄に誘導し、アカウント部分のホームページURLに誘致する流れを構成しております。二つ目の事例は、「土地探しの無料相談会」をストーリーズで案内し「もっと見る」ボタンを押すとホームページの土地探し、無料相談会の申し込みフォームに誘導する流れになります。

 

三つ目のケースは、Instagramのプロフィール上にストーリーズを固定し、同じように反響に繋げています。(なお、直接リンク掲載することが出来るアカウントは1万人のフォロワーが必要です)

 

 

そもそもSNSとは何か?

 

その上で改めてInstagram、ひいてはSNSについてどのような捉え方をすべきなのかについて触れて参ります。

 

Instagramを含めたSNSは翻訳すると「社会的な繋がりを作るサービス」になります。ですから、友人同士が情報を発信し、共有し拡散するツールがSNSになります。Instagramの投稿あるいはTwitterの投稿、それらは全てユーザー同士がコミュニケーションをとる為のツールという捉え方になります。

 

 

ですから、住宅会社がInstagramを活用して、売り上げを上げるには、まず多くの方に自社の投稿が発信・共有・拡散されることが非常に重要になります。

 

自社投稿を拡散してもらう為の3つの施策

 

では、どのようにすれば発信共有拡散されるのでしょうか。

 

結論から申しますと、大きく3つあります。

 

一つ目がレコメンド、二つ目が、検索、三つ目が、人海戦術になります。簡単に説明して参ります。

 

 

一つ目のレコメンドは例えば、Aさんというユーザーがいるとします。そしてAさんのフォロワーにAさんの友人がいます。当然、Aさんの投稿や友人の投稿をInstagram上で見ることがそもそもの目的なので、下図のような形になります。この中にInstagram運営側からおすすめの投稿として、自社の投稿を流し込んでもらうことがレコメンドという考え方になります。

 

 

本記事は「検索」を対象としますのでレコメンドの詳細についてはこちらをご覧ください。

 

 

そして二つ目が検索です。Instagramのユーザーは、Instagram上にある検索を行います。この検索の中で住宅に関係するアカウントが表示されますので、この中から自分に合った住宅情報を検索をします。この検索画面に自社のアカウントを盛り込むことによって、見込み客に自社のInstagramアカウント知ってもらい、結果的に売り上げに繋がることが出来ます。

 

 

そして三つ目が人海戦術になります。

 

お伝えしたようにInstagramはユーザー同士が情報の発信を行うツールですので、極端な話ユーザーの友達になればそのユーザーに自社の投稿が表示されるようになります。ここでは、その手法を人海戦術と呼びます。

 

 

本記事は「検索」を対象としますので人海戦術の詳細についてはこちらをご覧ください。

 

 

この3つのパターンはそれぞれ自社のアカウントをユーザーたくさんのユーザーに見てもらう上で効果を発揮しますが、拡散力においては、レコメンドが圧倒的に高いです。その次に検索、その次に人海戦術となります。今回は、検索について触れてみたいと思います

 

 

フォロワーを増やす為の「タグる」戦略とは?

 

そもそもInstagramにおける検索機能について、どのようなものなのかについて理解しましょう。

 

下の図をご覧ください。

 

「住宅ローン」で検索した際に左側の図はインターネット上で表示される結果になり、右側は、Instagram上で表示される結果になります。

 

図を見ると、右側の図は比較的視覚的、あるいは直感的に探すことが出来る点で非常に検索しやすい構想構成となっています。一般的な左側の検索手法をググると呼び、右側のInstagramの検索手法をタグると呼びます。

 

 

 

 

タグるとは一体何でしょうか。

 

下の図をご覧ください。Instagram上で検索した際に表示される結果は、タグ(♯)と呼ばれるものがついています

 

図で説明すると、「♯マイホーム」を押すと、「♯マイホーム」をつけた投稿が、一覧に表示されます。ですから、自社の投稿に「♯マイホーム」を記載すると、「♯マイホーム」グループの中に自社の投稿が現れるということですね。ちなみに、このタグをハッシュタグと言いますが、ハッシュは「寄せ集め」を意味します。ですから、この図で言うと、マイホームに関連する投稿の寄せ集めが、「♯マイホーム」の意味になるわけですね。

 

 

このタグるという検索の仕方ですが、Instagramだけではありません。同じSNSであるTwitterも同じ検索手法をとっています。元来、ググるはGoogleとヤフーの検索を指しますが(YahooはGoogleの検索エンジンを使っている)、近年タグるのユーザー層が非常に増えている為、タグの重要性がより一層説かれています。

 

 

さらにはタグるだけではなく、Instagram上でググるのようにキーワード検索を行うことが出来る機能もつけ始めていますので、より一層検索における対策が必要になると言われています。

 

 

では、Instagramの検索結果により表示されるにはどうしたらいいのでしょうか。

 

手法としては2つあります。

 

下の図をご覧ください。

 

まずマイナーワードを入れることが重要です。先ほどお伝えした「♯マイホーム」などですと、多くの住宅会社が登録をしていることもあり、上位表示は困難でしょう。一方で、マイナーなタグ(暮らしを楽しむ家など)を貼り付けることによって、比較的少ないユーザーではありますが、表示されやすくなります。結果、自社のアカウントに誘導することが出来、検索からの流入が実現します。

 

二つ目が地域名を入れることです。地域名はその地域の住宅会社しか家具を入れていないので、比較的競合が少ないと言えます。また、商圏内のユーザーを取り込む観点においては、非常に効果的なテクニックです。

 

そしてこの2点を意識して会社案内を作ることがお勧めです。右側の事例は会社案内を掲載しているのですが、よく見るとほとんどハッシュタグによって作られていますね。このように、自社の特徴を全てハッシュタグにして、常に投稿の下部に掲載することによって、先ほどお伝えした、2つの効果をより強化する形になっています。

 

 

本日のまとめ

 

改めて、本日のまとめをお示しいたします。

checkboxInstagramからホームページにつなげることによって効果的な反響を実現することが出来る

checkbox自社のアカウントを見込み客に発信することにより効果的にユーザーを増やすことが出来る

checkbox見込み客に発信するには3つの手法がある

checkboxInstagramでの検索をタグると言う

checkbox効果的にタグるを活用するには3つのテクニックがある

 

以上、今回はInstagramを検索、つまり「タグる」の観点からどのようにユーザーを誘導し、結果売り上げに繋げるかについてお話をしました。比較的明日からでも出来る取り組みですので、是非自社のアカウントで実践しましょう。

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