今回は、インスタグラムでフォロワー数を20倍にした埼玉県A社の事例を紹介します。A社は創業20年未満の新興企業です。埼玉県下で注文住宅を展開し、ブランディングを強化することで地域に多くのファンを持つ企業です。

 

 

では本日の目次をお示しいたします。

 

 

当初の課題

 

下図はA社が抱えていた課題と目標、ギャップを埋めるための対策を記した図です。順に説明します。地域ブランディングが成功し、多くのファンを抱えていたA社ですが、一方で集客が著しく減少しており、新たな集客体制を模索していました。

 

 

また、年々集客コストが高まっており、「費用をかけずに集客を増やしたい」と考えていました。ご存じの通り、インスタグラムの法人アカウントは費用をかけずにファンを増やすことが可能です。そのような背景から、A社はインスタグラムでフォロワーを増やし、集客数を増やすことを戦略として意思決定しました。

 

結論から言うと、A社はインスタグラムのフォロワー数を1年で20倍にし、フォロワーからの来場を一気に増加させることで、費用をかけずに集客増を実現しました。では、どのようにしてフォロワーを増やしたのかをここから説明します。

 

なお、本記事ではどのように成果を出したのか、に沿ってご説明いたしますのでInstagramの具体的な集客ノウハウについて詳しい考え方については以下の記事も併せてご覧ください。

 

 

A社の取り組み

 

インスタグラムのフォロワー数を増やす施策を理解する上で、インスタグラムの収益モデルを把握することが重要です。まず次の図をご覧ください。インスタグラムの収益構造は9割が広告収入です。ですから、ユーザーがインスタグラムを活用しなければ、収益が成り立ちません。必然的にインスタグラムでは「ユーザーが気に入ってくれる投稿」をフィードに表示させることに全精力を注いでいます。

 

 

インスタグラムでは、下の図のように、自身の投稿だけではなく、友人の投稿を含め「ユーザーが興味を持ちそうな投稿」が表示されます。この投稿自体がユーザーの興味にそぐわない内容であれば、ユーザーが離れてしまいますので、インスタグラムはどの投稿を表示させるかを最も重要視しています。

 

 

実際にインスタグラムの理念が「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」ことからも、この考え方が重要であることがお分かりでしょう。ですから、「インスタグラムはユーザーに価値がある投稿を紹介したい」ということをまず押さえましょう。

 

 

では、どのようにすれば自社の投稿がユーザーに表示されるのでしょうか。結論から言えば、三つの条件があります。下の図にあるように、「いいね数」「コメント数」「写真の保存数」が多い投稿がユーザーに紹介される傾向にあります。インスタグラムは写真投稿をメインとしたSNSですので、「写真の保存数」が重要であることはお分かりいただけるでしょう。

 

 

そして、この三つの条件は「エンゲージメント」という指標で表現されます。投稿に「いいね」や「コメント」が付けば、その分、多くのユーザーに投稿が紹介されるという考え方ですね。ちなみに、このエンゲージメントですが、フォロワー数によって目指すべき水準が変わってきます。

 

次の図は、フォロワー数とエンゲージメント率の関連性を示した図です。例えばフォロワー数が100人であれば、目指すべきエンゲージメント率は20%となります。このエンゲージメント率はフォロワーが多ければ多いほど低くなり、例えばフォロワー数が800人であれば、目指すべきエンゲージメント率は6・9%となります。自社アカウントのフォロワー数に応じて適切なエンゲージメント率を目標に設定しましょう。

 

 

では、このエンゲージメント率を上げる方法について見ていきます。

 

コンセプトを決める

一つ目は、アカウントのコンセプトを決めることです。コンセプトには「キュレーション型」「ギャラリー型」「コミュニケーション型」の三つが存在します。順に説明していきます。

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