今回はたった3ヶ月でSEOからのアクセスを一気に3倍まで引き上げた宮城県C社の事例をご紹介いたします。まずC社は、宮城県を中心に東北でリフォームを専業で展開している会社です。宮城県ではシェアトップであり、女性の販売員を活用したユニークなビジネスモデルを展開しています。
では本日の目次をお示しいたします。
当初の課題
C社は、ホームページ戦略を重要視しており、ホームページのアクセスを増やす手段としてWEB広告を積極的に行っていました。WEB広告によってホームページからのアクセスは順調に増加し、多くの反響を獲得しておりました。一方でWEB広告の費用は増加する一方であり、年々効率が悪くなっていました。そのような中、C社はSEOによるアクセス増加を検討するようになりました。
ここでまずWEB広告とSEOの位置付けを説明いたします。WEB広告とSEOは共に「ホームページからのアクセスを増加させる」手法です。
下図は住宅業界の集客全体像を記したものですが、③④に記載している通り、WEB広告とSEOはそれぞれホームページのアクセスを増やすことを目的とした集客施策です。WEB広告は成果が出やすいが費用がかかる側面がある一方、SEOは成果が出にくいが費用がかからないという側面があります。
このような背景の中、C社はSEOでアクセスを増加させたいとと考えていました。当時、「リフォーム×仙台」などのキーワードで上位表示させることを目指していましたが、C社は仙台（宮城）以外にも山形や岩手など様々なエリアで展開しており、「リフォーム×仙台」以外にも「リフォーム×岩手」「リフォーム×山形」「リフォーム×東北」などエリアごとの対策が必要でした。
また、リフォームだけでなくリノベーションなどのキーワードでも上位表示を狙っていた為、キーワードを選定しきれないといった課題がありました。そこで、C社は、エリアと事業ごとに全てのワードでSEOを行い、上位表示をさせることを目指しました。結論から言えばC社は取り組みの結果、下の図のように、様々なキーワードで上位表示をさせることに成功しました。
では、どのようにして、このような取り組みを成功させたのでしょうか。ここからは具体的な施策を見ていきたいと思います。
なお、本記事は成果事例を中心にご紹介致しますので、SEOの考え方について基礎から理解したい場合は下記の記事をご覧ください。
C社の取り組み
まず、SEOについて簡単に触れていきます。SEOとは「検索エンジンで上で上位順位を上げ、アクセスを増加させること」を指します。まず、SEOについて簡単に触れていきます。SEOとは「検索エンジンで上で上位順位を上げ、アクセスを増加させること」を指します。
下の図をご覧ください。下の図は、検索の順位でどの程度ユーザーがアクセスするかをまとめたデータになります。検索順位の1位から3位で、ほぼ半分以上のユーザーがアクセスし、さらに1位と2位で半分以上の開きがあります。このようなデータからもいかに上位表示をさせることが重要であるということがお分かり頂けると思います。
また、集客におけるSEOの位置関係も重要なので改めて触れてみたいと思います。住宅業界の集客は「媒体」と「販売ルート」「企画」に分類されます。その中で、SEOは媒体に位置づけられますが、もっと言えばホームページへのアクセスを確保する手法の一つです。ホームページへのアクセスを確保する手法と言えばWEB広告と同じ役割ですが、SEOに関しては、WEB広告と違いコストがかからないというメリットがあります。
ではここからは、SEOで上位表示をさせるポイントについてお伝えいたします。そもそも、SEOで上位表示させるためには、Googleにホームページを評価される必要があります。というのも、Googleの収入の9割は広告収入です。ですから、「大阪×新築一戸建て」と検索した際に、SEOの結果として「大阪×新築一戸建て」にふさわしいサイトが表示されなければ、ユーザーがGoogleの検索エンジンを使わなくなり、広告収入がなくなってしまいます。
下の図のように「関連性のないサイト」が表示されたり「信頼性のないサイト」が表示されるとユーザーが離れてしまい、収益を確保できなくなるということですね。ですからGoogleは検索したキーワードと”関連性”あるいは”信頼性”があるサイトを最重視し、上位表示させます。
なかでも近年は関連性があるホームページを上位表示させる傾向にあります。「大阪×新築一戸建て」で検索した場合は「大阪×新築一戸建て」と関連性の高いホームページを上位表示させる、とういうことですね。
では、検索ワードとの関連性をGoogleはどのように判断するのでしょうか。結論から言えば「ホームページのタイトルに検索ワードがあるか」を再重視します。例えば、ホームページのタイトルに「大阪×新築一戸建て」がある場合とない場合だと当然ながら、ホームページのタイトルに、検索ワードが入っている方が上位表示されます。
ですから下の図のように、ホームページのタイトルに「○○市×住宅×高気密・高断熱×○○ハウス」と検索ワードを入れることが非常に重要になります。
また、重要なポイントがもう一つあります。下の図は「検索数とページ数」を記載したものですが、「大阪×新築一戸建て」というキーワードは、多くの住宅会社がタイトルに入れ込んでいる為、競合が多く寡占状態と言えます。一方で、「大阪市×新築一戸建て」、あるいは「大阪市×建て替え」「大阪市×ローン取り扱い」などのワードは競合が少ないと言えます。
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