多くの住宅関連企業(工務店)で集客の一環としてSEOについて取り組まれているのではないでしょうか。一方でそもそもSEOとは何なのか、どのようにすれば検索の上位にヒットするのか、について詳しく把握してない方も多いと思います。

 

今回はそのようなお悩みに答える形で、SEOについて触れて参ります。

 

では本日の目次をお示しいたします。

 

 

住宅業界の集客構造におけるSEOとは

 

まず住宅業界の集客全体について触れてみたいと思います。集客構造には大きく「媒体」「販売ルート」「企画」が存在します。媒体は販売ルートにどのような手法で来場・アポにつなげるか、を指します。販売ルートは展示場や見学会・店舗など見込み客と対面接点を持つ場所を指します。また、企画は販売ルートに呼び込む為にどのような企画を行うかを指します。

 

 

企画に示している物件案内は展示場であれ見学会であれその物件を紹介するという意味合いになります。物件案内以外にも相談会やセミナー、ワークショップなど様々な企画が行われています。近年ではこの企画自体がオンライン化されつつあります。

 

今回のテーマになるSEOとはまさにこの媒体における④に位置づけられます。

 

SEOとは何か?

 

そもそも、SEOとは何でしょうか。

 

下の図に記載しておりますように、日本語にすると「検索エンジン最適化」です。ですから、検索エンジン上で順位を上げてアクセスを増加させる施策をSEOと言います。

 

 

下の図はある調査会社が公表した検索順位におけるクリック率になります。

 

 

弊社の参考値も記載をしておりますが、検索順位1位のサイトは30%が流入します。そして2位3位となるにつれ徐々にポイントが減っていきます。少なくとも全体の5%の方にはクリックしてもらいたいところなので、少なくとも6位までには順位として引き上げることが重要だと言われています。

 

このSEOですが、どのような種類があるのでしょうか。下の図をご覧ください。SEOには大きく2つの考え方があります。一つ目が検索エンジン上に表示されるマップの中に自社の情報を掲載するやり方です。これはマップのSEO、MEOと言われます。そしてもう一つが、一般的な検索順位で上位に表示させるSEOになります。

 

 

 

ちなみに、よく下図ような口コミサイトを見かけることはないでしょうか。第三者がホームページを制作し、その中で工務店の紹介をするようなサイトです。

 

 

このサイトはアフィリエイトと言われている施策で、住宅会社が1件の資料請求につき1万円とお金を払うことで成り立っているビジネスです。第三者からのお勧めという位置付けなので質の高い見込み客を取り込むことが出来ます。このようなウェブサイトはSEOをうまく活用しているのでSEOにおける代表的な施策と言えます。

 

SEOの効果測定方法

 

では、このSEOの数字についてはどのように確認をすればいいのでしょうか。ここからは、Googleアナリティクスのデータをもとに、見て参りますので、まずGoogleのアナリティクスを導入した上でご覧ください。

 

まず管理画面を開くと、「集客」というボタンがあります。そちらを押し、その次に「チャネル」というボタンを押します。そうすると、「オーガニックサーチ」といった名前があると思います。

 

 

ここにSEOによってホームページにアクセスした人の数が表示されます。ちなみに前後に様々な横文字が並んでおりますがそれぞれどこからホームページに流入したかを示しています。

 

それぞれの意味合いは下の図のようになっています。

 

 

オーガニックサーチは日本語で「自然の検索」になりますから、社名やエリア・業態などで自然に検索された数を指します。ペイドサーチは、「お金が支払われた検索」という意味なので、検索連動広告からの流入になります。

 

ディスプレイは、「ディスプレイの広告」を指しますので、ディスプレイ広告(バナー広告)からの流入を指します。ソーシャルはそのままSNSからの流入となります。ダイレクトは、日本語では「直接の流入」になりますので、例えばブックマークやメールのリンクから流入した数になります。

 

そしてリファラルですが、日本語で「紹介」という意味なので、他のサイトから流入した数を指します。SEOではこの中でもオーガニックサーチを確認して、どれぐらいSEOから流入しているのかを調べましょう。

 

さらに、オーガニックサーチをクリックすると「どのキーワードで流入したか」など詳細の情報が表示されます。さらに右上にある「コンバージョンに至ったユーザー」をクリックすると、そのキーワードから反響したか、が分かります。

 

 

この中に「notprovid」という表記がありますが、個人情報の問題でgoogle側が非表示にしている検索ワードです。ですからどのワードで検索したか、については「サーチコンソール」という別のツールで見る必要があります。

 

 

このサーチコンソールの「検索パフォーマンス」を押すと、どのようなキーワードで検索されたかが分かります。どちらにせよサーチコンロールは導入するとSEOに効果的とされていますのでサーチコンソールはインストールしておきましょう。

 

検索順位で自社のHPを上位にさせるには?

 

ここからはSEOの基礎ということで、右側の一般的なSEO上位表示における考え方を触れてみたいと思います。

 

 

なお、ここではSEOについて説明しますのでMEOについては下記記事を参照ください。

 

 

まず、そもそもどのようなキーワードで上位にすべきなのかを考える必要があります。下の図のように、エリア・業態・特徴・社名というキーワードの組み合わせが一番良いとされています。

 

 

検索自体は当然ながら様々なパターンで検索される為、結果的に数万パターンの検索に対応が出来ます。ですから、まずエリア・業態・特徴・社名でキーワードを軸にどのワードを強化するかを決めましょう。

 

ではそもそもどうすればこのワードで上位表示されるのでしょうか。

 

こちらについては、まずgoogleのビジネスモデルを押さえる必要があります。

 

下の図に記載をしている通り、Googleの収益の9割は広告収入です。ですから検索をした際に、検索結果に現れる広告をクリックしてもらわなければ、Googleは収益を得ることが出来ません。つまり様々なユーザーにGoogleの検索を使ってもらうかということが彼らにとって重要になります

 

 

その際に、例えば大阪×新築×一戸建てで検索した際に、まったく関連性のないサイトが表示される、あるいは同じような検索をした際に、全く信頼性のないサイトが表示されるとユーザーは検索しなくなってしまい、極端な話Yahooの検索に移ってしまうということになるわけですね。

 

 

ですからgoogleは2つの視点でサイトを評価します。一つ目が、そのサイトは検索ワードとの関連度が高いかどうか、そしてそのサイトはサイトとしての信頼度が高いのかどうかです。この2つを見て、Googleは上に表示させているということをまず押さえてください。

 

 

以上がSEOの基本的な考え方になります。

 

では、どのようにして関連度と信頼度を高めるのでしょうか。まず、関連度については下記記事にて詳細に説明しているので併せてご覧ください。

 

 

また、信頼度を上げるポイントについては下記記事を参照ください。

 

 

本日のまとめ

 

改めて、本日のまとめをお示しいたします。

checkboxSEOとは検索エンジンの上位表示施策を指す

checkboxSEOには一般的なSEOの他にマップ上での最適化を指すMEOがある

checkboxSEOはgoogleアナリティクスとサーチコンソールで数値計測を行う

checkbox検索上位に表示させるにはキーワードとの関連度と信頼度が重要になる

 

以上、今回はSEOに対する基礎的な部分について触れていきました。SEOについては、一旦仕組み作りを行えば、後は永続的に自動的に集客をしてくれる施策ですので、まず緻密に体制づくりをして長期的な成果観測をしていきましょう。

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