本章では、インスタグラムをどのようにAIで活用し、投稿やSNS集客をアップデートしていくのかについて解説していきたい。

 

では本日の目次を示そう。

 

 

はじめに

 

初めに、前提をお伝えしよう。まず、集客には「販促」と呼ばれる領域があり、販促には、自社ホームページなどを指す「オウンドメディア」、インスタグラムやTikTokなどを指す「ソーシャルメディア」、そしてSUUMOやタウンライフなどを指す「ペイドメディア」である。

 

 

この三つのメディアの中でも、ペイドメディアが高騰している昨今、自社のホームページやSNSを強化することが重要になってきている。これらをさらに分解すると、下の図のようになる。

 

 

先ほどの販促というのは一番左の領域で、いわば集客における入口を指す。そして次に、販路と呼ばれるのは、見学会・相談会・勉強会などのことで、これらは出口を指す。そして商品・価格においては、ハード・ソフト・性能といった領域で自社の提供価値を高めていく考え方になる。

 

これらを4P戦略で表現すれば、販促は「プロモーション」、販路は「プレイス」、商品・価格は「プロダクト」や「プライス」になる。このような中で、インスタグラムはSNSと呼ばれるところになるが、まず、どのような指標を改善していけばいいのだろうか。

 

これについては、「エンゲージメント」という言葉が最も重要な指標と言われている。エンゲージメントとは、ユーザーの中で何かしらの反応があった数を指し、エンゲージメントが高ければ、SNSであればバズり、ホームページやLINEであれば反響につながる。

 

 

インスタグラムにおけるエンゲージメントにおいては、下の図の三つになる。

 

 

「いいね数」「コメント数」「写真保存数」が多い、の三つである。この三つが増えれば増えるほど、いわゆる「バズる」という現象を生じやすくなるのである。このエンゲージメント自体を、メタ社では「インタラクション」と表現しているため、今後はインタラクションという表現で統一していく。

 

では、このインタラクションを高めるためには、どのようなことをすればいいのだろうか。まず下の図は、フォロワーの数とエンゲージメントの率を示したものである。

 

 

エンゲージメント率は一概に統一されているわけではなく、フォロワーの数によって異なる。例えばフォロワーが100人前後であれば、エンゲージメント率は20%となり、5万人を超えてくると0.8%が何かしらの反応を示す必要があるのである。

 

インタラクションを高めるポイント

 

このような中で、インタラクションを強化する四つのポイントを順番に示していきたい。

 

 

まず一つ目に、「投稿実績から次の改善を決める」ということである。下の図にあるように、同じ形式の投稿で反応の違いを見ることが必要不可欠となり、それらを踏まえてテーマ・写真・見出しの共通点を探す。そして、次の投稿で変更するポイントを決めるといった、この三つのステップが重要となる。

 

 

これらはまさにAIが得意とする領域であり、AIが投稿の違いを整理し、次に試す改善策を具体化するのである。

 

実際にプロンプト事例を見てみよう。下の図のように、投稿内容・投稿日・数値などを入力し、それぞれの投稿内容と実績を比較し、反応が良い投稿の共通点と改善案を整理してもらう。そして、テーマ・表紙・文面の違いにも注目し、根拠となる投稿や数値も示してもらうのである。

 

 

同じ形式・集計期間で比較し、率の分母を明記してもらい、原因や仮説として整理し、次に試す変更点を三つ、その効果を確認する指標とセットで提示してもらう。このようなプロンプトを投げて改善案を出してもらうことが有効なのである。

 

インタラクションを強化する二つ目のポイントは、統一感を出すことである。下の図にあるように、投稿に関しては統一感が非常に重要である。

 

 

特に、統一感を「USP」でしっかりと表現することがポイントである。しかし、ただ単に自社のショールームツアーだけを投稿すれば良いというものではない。

 

USPを活かした投稿設計

 

インスタグラムの投稿には、大きく三つのパターンがある。一つ目がキュレーション型、次にギャラリー型、そしてコミュニケーション型である。

 

 

キュレーション型は、お役立ち情報を掲載するというような投稿コンセプトであり、ギャラリー型は、魅力的な写真を掲載するというコンセプトである。コミュニケーション型は、ブログ感覚で情報発信をするといったテイストになってくる。この点でもAIを活用することができる。まず、自社の強みを投稿テーマに広げるのである。例えば「家事ラク」という強みがある場合は、施工事例で回遊できるキッチンを紹介する。

 

 

お役立ちにおいては、洗濯動線の考え方を解説してもらう。そして、人や日常においては、設計士が家事の工夫を語るといったコンテンツに切り替えることができるのである。AIが一つの強みを複数の切り口に広げ、統一感のある投稿計画を作ることができる。例えばプロンプトとしては、下の図のようになる。

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