月間AI経営は、その名の通り「経営戦略×AI」という経営戦略をAIでアップデートするという考えをもとに運用を行っている。
その上で、なぜ今住宅業界にAIなのかを論じてみたい。
なぜ今住宅業界にAIなのか
まず一つ目に、下の図をご覧いただきたい。住宅の着工戸数を示したものであるが、年々低下傾向にある。新設の着工後さらに縮小する可能性が高く、市場全体の成長に頼って売上を伸ばすことが難しくなる中、限られた見込み客を獲得し、一件ごとの受注確率と利益を高める経営が重要になっているのである。

二つ目に、下の図は日本人口の推移を示したものである。2004年より日本人口がピークアウトを迎え、少子化は悪化している。その背景のもと、採用難と人件費の上昇によって、社員を増やしながら成長する経営は難しくなっている。集客・営業・採用・管理業務にAIを組み込み、一人あたりの生産性を高めることが、企業の成長と利益を維持するための重要な条件となっているのである。

三つ目に、下の図は世界のモバイルデータトラフィックの予測になっている。これは端的に言えば、顧客が購買活動において得られる情報量を示しているのであるが、近年圧倒的に増加傾向にある。つまり、顧客の判断軸が複雑化する時代であるのである。

顧客は住宅会社を訪れる前に、SNS動画・口コミ・比較サイトなどから大量の情報を収集している。顧客ごとに異なる関心や検討状況を把握し、最適な情報を適切なタイミングで届けるためには、AIによる分析と個別対応が必要なのである。

これらを踏まえると、AIの活用レベルが経営力を左右する時代になっているのである。
本誌における経営の定義
では、ここで本誌における経営の定義を示したい。経営とは、もともと事業・組織・財務という三つのフェーズから成っている。これら三つのフェーズにおける一貫性をしっかりと保持することで、正しい経営ができるのである。

これらをさらに分解すると、下の図になる。

事業においては、ターゲット・販売方法・商品で構成され、販売方法の中に集客と営業がある。そして組織戦略の中には、採用・育成・配置・評価・活性化があり、財務戦略にはPLとBSがある。
これらを企業戦略とし、外部環境との一貫性を保つ中で、正しい経営をしていくのである。本誌では、このフレームワークに則り、それぞれをどのようにしてAIでアップデートしていくのかを毎月ご紹介していく。
本誌のお約束
以上を踏まえて、本誌のお約束として三つ掲げたい。
①経営のフレームワークから、具体的なプロンプト事例までを掲載すること。
経営課題を整理するための考え方から、実務でそのまま活用できるAIプロンプトまで一貫して紹介する。知識を学ぶだけで終わらず、自社の集客・営業や組織・財務の改善にすぐ活かせる内容とする。
②業種特化型のノウハウを提供する。
一般的なAI活用ではなくて、住宅業界を中心とした業種特有の課題や業務に合わせて解説する。商談・来場促進・採用・土地在庫管理など、現場で実践しやすい具体的なノウハウを提供する。
③他社事例を中心とした記事掲載。
他社の集客施策、営業手法、組織づくり、財務状況などを分析し、成果につながった要因や注意すべき点を紹介する。事例を紹介するだけでなく、自社に取り入れるための考え方まで整理する。
以上が本誌のお約束である。これからAIが主流になる時代になっていく中で、しっかりと経営力を高めていただきたい。









